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OpenCode の定額プラン「Go」を使ってみる ― 月10ドルのオープンモデル枠

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AI コーディングエージェントの選択肢が一気に増え、料金体系もツールごとにバラバラになってきました。その中で OpenCode が出している定額プラン「Go」は、オープン系のコーディングモデルを月額固定の低コストで使えるのが特徴です。この記事では、Go の料金や利用上限、使えるモデル、始め方を 2026 年 6 月時点の公式情報をもとに整理します。料金やモデルの顔ぶれは変わりやすいので、実際に契約する前には公式ページで最新の数字を確認してください。

OpenCode とは

まず OpenCode 自体を簡単に説明します。OpenCode は「オープンソースのコーディングエージェント」をうたうツールで、ターミナル(TUI)・IDE 拡張・デスクトップアプリからコードを書く作業を手伝ってくれます。中心はターミナルで動くエージェントで、コードベースを読み、編集や実行を提案してくれる、いわゆる AI ペアプログラマー的な存在です。

ライセンスは MIT で、リポジトリは GitHub で公開されています(旧称 sst/opencode、現在は anomalyco/opencode に移行)。開発・運用は Anomaly 社が担っています。特徴は対応モデルの幅広さで、Claude・GPT・Gemini といった主要モデルからローカルモデルまで、多数のプロバイダを切り替えて使えます。エージェント本体は OSS なので無料で使え、課金が関わるのはモデルの利用枠の部分です。

「Go」プランの料金と仕組み

Go は、この「モデルの利用枠」を OpenCode 側がまとめて安く提供するサブスクリプションです。公式の位置づけは「オープン系コーディングモデルへの低コストで安定したアクセス」。料金は 初月 5 ドル、2 か月目以降は月額 10 ドルです(通貨の明示はありませんが USD とみられます)。いつでも解約でき、足りなければクレジットを追加(トップアップ)できます。

ポイントは、利用上限が「リクエスト数」ではなく ドル価値ベース で定義されていることです。

  • 5 時間あたり: 12 ドル相当
  • 1 週間あたり: 30 ドル相当
  • 1 か月あたり: 60 ドル相当

実際に何リクエスト送れるかは使うモデルの単価で変わります。安いモデルを使えばその分たくさん回せますし、重いモデルを使えば早く上限に届く、という考え方です。月 10 ドルの支払いに対して月 60 ドル相当の枠が割り当てられている形なので、上限まで使い切ればかなりお得な計算になります。

Go で使えるモデル

Go で使えるのは、いわゆるオープン系のコーディングモデルが中心です。執筆時点では GLM・Qwen・Kimi・MiniMax・DeepSeek といったモデル群が並んでいます。公式にも「テストしながら入れ替えていく」と書かれており、ラインナップは固定ではありません。最新の対応モデルは Go のページで確認してください。

ここで注意したいのは、Claude・GPT・Gemini といったクローズドな主力モデルは Go には含まれない点です。それらをフル機能で使いたい場合は後述の別プラン(Black)の領域になります。Go はあくまで「オープンモデルを定額で大量に回したい人」向けの枠だと考えるとわかりやすいです。

始め方

セットアップはシンプルです。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. OpenCode のコンソール(Zen)にサインインして Go に加入し、発行された API キーをコピーする
  2. OpenCode の TUI で /connect を実行し、プロバイダ一覧から「OpenCode Go」を選んでキーを貼り付ける
  3. /models で利用可能なモデルを確認して使い始める
# OpenCode を起動
opencode

# 起動後、TUI 内で実行
/connect      # プロバイダを接続(OpenCode Go を選択しキーを貼り付け)
/models       # 使えるモデルを一覧表示して切り替え

エージェント本体は普段どおりなので、モデルの供給元を Go に差し替えるだけ、というイメージです。

上限を超えたらどうなるか

ドル建ての上限に達したあとの挙動も用意されています。まず、無料モデルはそのまま使い続けられます。さらに、OpenCode Zen(モデルのクレジット残高サービス)に残高がある場合は、コンソールで「Use balance」を有効にしておくと、Go の上限に届いたあと Zen の残高にフォールバックして作業を続けられます。完全に手が止まってしまうわけではない、という設計です。

他のプランとの違い

OpenCode のプランは Go だけではないので、混同しないように整理しておきます。

  • 無料枠: Go に加入しなくても、無料モデル(Big Pickle など)は課金なしで使えます(5 時間あたり 200 リクエストまで)。まず試したい人はここから。ただし利用にはサインインと API キーの設定が必要です。
  • Go: 本記事の主役。オープン系モデルを月額定額で大量に使える枠。
  • Zen: 使った分だけ消費するクレジット(残高)型。Go の上限超過時のフォールバック先にもなります。
  • Black: Claude・GPT・Gemini など最高峰のモデルにフルアクセスできる上位プラン。ただし執筆時点では加入が一時停止中で、料金も公開されていません。

Claude 専用の Claude Code や、エディタ一体型の Cursor などと比べると、OpenCode は「OSS のターミナルエージェント本体」と「モデル供給プラン」が分かれているのが特徴です。Go は特定の IDE に縛られず、プロバイダの一つとして低コストにオープンモデル枠を足せる、という位置づけになります。

まとめ

OpenCode の Go は、「オープン系コーディングモデルを月 10 ドルの定額で、ドル建ての大きめな枠で回せる」プランです。Claude や GPT を使いたいなら別プランになりますが、コストを抑えつつ AI エージェントをガンガン使いたい人には魅力的な選択肢です。エージェント本体は OSS で無料なので、まずは無料枠で触ってみて、足りなくなったら Go を検討する、という順番が無理のない始め方だと思います。

ちなみに、こちらのリンクから Go に登録すると 5 ドル分のクレジットがもらえて、紹介した筆者にも同じだけ入る仕組みになっています。試すついでに使ってもらえるとうれしいです。

出典